歩く若者が増えている理由

2022年8月22日

トレーニング


・この記事はこんな人にオススメ・

→ウォーキングを始めたいと考えている人

→ウォーキングについて詳しく知りたい人
 

20代でも歩く人がどんどん増加

コロナ禍で歩く人が増えているのは研究でも明らかです。

2020年、週に1回のウォーキングを実施している人の割合は2018年と比べて、約2%増加しており、推定人口に換算すると233万人増えたことになります。

これは宮城県の人口に匹敵する増加率です。

年齢別では20代の実施率が上昇し、年に1回以上、月2回以上、週1回以上のウォーキングの実施率は、ともに2005年以降最高となっています。

2018年と比べると、月2回以上の実施率は約5%増、週1回以上の実施率は約4パーセント増、それぞれ増加しているんです。

同調査の種目別ランキングでも、20代が週1回以上実質するスポーツの2位は散歩(ぶらぶら歩き)です。

3位がウォーキング、30代では1位が散歩、3位がウォーキングです。

”歩くトレンド”は本物のようです。

ウォーキングシューズが売れている

歩きたいと思ったらまず欲しいのはウォーキングシューズ。

単なるスニーカーでは長い距離を快適に歩けないし、”走る”と”歩く”では動きがまるで異なるので、この時にランニングシューズを選ぶのはあまりオススメできないんです。

ブームを背景としてウォーキングシューズの売り上げも絶好調らしいです。

コロナ禍以来明らかに問い合わせが増えていて、購入するのは40代から50代がメインなのですが、若者世代にも人気が広がりレディースの売り上げも上がってきているそうです。

日本有数の総合スポーツメーカー「アシックス」が展開する、ウオーキングシューズの看板商品があります。

『ウェルネスオーカーシリーズ』というシューズですが、2021年の売り上げが前年比約二桁増を記録したそうです。

近年ウォーキングシューズは、多様化高性能化が進んでファッション性も向上しています。

一度売り場に出かけてお気に入りの一足を探してみるもいいかもしれません。

歩きやすい街づくり”ウォーカブルシティ”が爆誕

ウォーキングは都市づくりの側面からも世界的に注目されているトレンドなんです。

キーワードは「ウォーカブルシティ」、自動車を使わずに歩いてスムーズに移動できる都市のことなんです。

賑わいや市民の健康度や住環境の向上、地方経済の活性化といったメリットがあって、歩きやすい都市はGDPが高いという調査報告もあるほどです。

そうした海外の動きも踏まえて国土交通省では、令和元年からウォーカブルシティを推進しています。

街中を自動車中心から、人中心へと変換していく、歩きたくなる都市再生整備の支援を行っているそうです。

具体的には車道を減らして歩行者専用のところを広げたり、バリアフリー化や緑化を進めたりする取り組みをサポートしているんです。

2021年12月31日現在、国とともにウォーカブルなまちづくりを進めるウォーカブル推進都市は、全国で321都市にものぼっていて、こうした試みが進めばウォーキングはもっと快適になっていくでしょう。

歩いて「マイル」をゲットだ!

ARアプリ「ピクミンブルーム」をはじめ、お散歩メソッドが普及している昨今、ウォーキングでマイルが貯まるサービスも続々登場しているんです。

 代表的なのはすべての移動でマイルが貯まる、アメリカシリコンバレー発のマイレージアプリ『マイルズ』

スマホにダウンロードすれば、移動距離に応じて自動的に1マイル(約1.6km)ごとにマイルが貯まるこのアプリは、SDGsを意識して環境負荷の低い移動ほどマイルの負荷率が高いです。

自動車の移動は1倍、バスや電車だと2倍、自転車だと5倍、ウォーキングではなんと10倍になるんです。

飛行機ならマイルはたくさん稼げるが移動負荷が大きいので、倍率はウォーキングの100分の1、つまり0.1倍となります。

歩いて貯めたマイルはギフトカードなどに交換可能です。

なんと、国内ユーザーは200万人を突破しています。

ポイ活の一つにこれを入れてみてはどうでしょうか。

歩きの”質”を可視化しよう

運動をサポートするウェアラブル端末が次々と登場しています。

特にJINSから出ている、メガネ型のウェアラブルデバイス『ジンズミーム』もその一つです。

このデバイスは鼻当て部分にセンサーを内蔵して、スマホアプリと連動、センサーで得た情報をスマホで分析して、ユーザーの心身のコンディショニングに役立てることができます。

中でもウォーキングに活用したいのが、歩いている時の姿勢をモニタリングしてくれる機能です。

JINSによるとこの機能は、2015年初の初号機搭載以来根強い人気を得ているそうです。

先ほどお話しした鼻当て部分には6軸のモーションセンサーが内蔵されていて、歩くときの速度、着地の強さと偏り、体の傾きなどを検出して、単に歩数や距離といった量だけでなく、歩きの質が見える化できるから理想的なウォーキングにいち早く近づけること間違いなしです。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。