【胸骨骨折について】

2020年1月31日

骨折



・この記事はこんな人にオススメ・

→胸骨の骨折をしてしまった

→胸骨について勉強したい

胸骨骨折


胸骨は胸の前にあるネクタイ状の骨で、遭遇する頻度は比較的少ない骨折になっています。

胸骨の場所は画像の色がついている部分です




ちなみによく骨折するのは胸骨体部(ピンクの部分)になっていて、水平に折れるのが特徴です。

発生原因や症状


この骨折は交通事故で、ハンドルが「ドンッ」と胸に当たったり・シートベルトに締めつけられた衝撃によって発生することが多くなっています。

その時の骨折の形は、上の骨片に下の骨片が乗り上げる形です

さらに胸骨骨折は身体が強く曲がったり・伸びた時にも受傷することもあります。

ちなみに、背骨の骨折・脊髄の損傷が同時に起こっていないかも見てあげてください。

症状は内出血・皮下出血斑というものが出てきて、すごく腫れてきますし、骨折したところを触るとめちゃくちゃ痛いです。

深呼吸(胸式呼吸)で痛みが出るのが特徴的で、痛みが出ないように基本的に腹式呼吸をしてしまいます。

あと、頭を前に倒して両肩ぐっと前に引っ込めた姿勢で痛みが出ないような形を取るもの特徴も一つになっています。

治療法や合併症



転移がなければテーピングや肋骨バンドでの固定で問題ないのかと思います。

ただ胸骨骨折と一緒に肋骨骨折や脊椎骨折・脊髄損傷を併発している場合は大きな病院に行くよう勧めてください。

合併症は心挫傷・心タンポナーデや血胸や胸郭の損傷があったりします。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。