【自分に合った『下痢体質』を改善する6つの方法】

2022年1月18日

栄養学



・この記事はこんな人にオススメ・

→よく下痢をする

→下痢の原因や改善法を知りたい
 


下痢体質を改善する6つの方法

今回は【自分に合った方法で弱いお腹を改善する】をお伝えしていきたいと思います。
今回ご紹介するのは6タイプの方法です。
あなた自身には何が当てはまるか確認してもらいながらみてほしいと思います。

1つ目、揚げ物を食べた翌日はなぜか下痢をしてしまう

下痢の原因の一つは腸の蠕動運動が必要以上に促され、便の水分を吸収しきれないことでこの蠕動運動の亢進につながるファクターが揚げ物などに含まれる油です。
便秘の治療の一つにオリーブオイルを飲むという方法があります。

油脂には腸を動かす作用があるので、摂りすぎると下痢になる場合もあるんです。
揚げ物のほかにも大量の油で調理された外食の炒め物、カルビやホルモンなど焼き肉の食べ過ぎも要注意です。
よって「明日はどうしても体調を崩せない!」という場合の対処方法は至ってシンプル。

当然、摂取量が多ければ多いほど下痢のリスクは大。

摂取量をコントロールすればいいんです。

さらに選択肢があるなら食材や調理方法を選んで、揚げ物よりも蒸し物や煮物などを選んで見るようにしてみましょう。

2つ目、辛いものが好きなのに食べたらお腹を下してしまう

辛味の正体の代表は、なんといっても唐辛子に含まれるカプサイシンです。

胃を過度に刺激して消化液を分泌させ、食欲を増進させるというメリットがある反面度を超すと腸粘膜が過剰に刺激されて、下痢を起こすこともあるんです。
しかも辛みは舌で味わう、うま味や酸味、甘みなどのいわゆる五味でなく、刺激といったいわゆる痛覚を伝って脳に伝わります。
より強い刺激を求めて激辛を追求して下痢の症状が慢性化するなんてことも考えられます。
特に唐辛子は油とセットで調理されることが多いので下痢体質の人にとってはWパンチ!

辛い物を食べるならせめて脂っこくない調理方法のものを選んでみましょう。

3つ目、冷たいものをグビグビ飲んだ直後にお腹がゴロゴロ鳴る、これの繰り返し

そもそも問題なのは冷たい物の一気飲みです!
冷水を飲むというのは便秘の改善方法の一つで腸の蠕動運動を促す作用があるので下痢体質の人は冷たいものを飲むのは避けた方がいいです。
またコーヒーのカフェインが腸の蠕動運動を亢進して、アルコールは腸での便の水分吸収を阻害します。
これらの取りすぎにも注意が必要です。
水分補給は常温、ペットボトルのお茶はノンカフェイン、コーヒーはデカフェ(カフェインレス)アルコールは適量、これを厳守しましょう。

4つ目、お腹を冷やさないためにも腹巻をした方が良い!?

病院では患者さんにプールなどに長く入らないようにと指導されている方もいますが、医学的にそれで下痢の予防になるかどうかはまだ証明されていません。
腹巻だけというのはどうかと思いますが、食生活のコントロールをした上で下痢体質の改善に役立つと思うのなら、腹巻を試してみるのも一つの方法でしょう。
ちなみに男性が大好きなサウナの後の水風呂も、下痢体質の方は避けた方が無難です。

腹巻も同様です。

ただし、お腹が冷えると腸の動きが過敏になることだけは確かです。

なぜかというと、体温の急激な上げ下げは腸だけでなく、体全体にいろんな意味で負担がかかるためです。

下痢気味の人は夏場の水シャワーも避けた方が無難でしょう。

5つ目、仕事などでストレスがかかるとお腹が痛くなる

ストレスによる下痢は最近よく耳にする、脳腸相関と深く関わりがあります。
脳が緊張や不安を感じると、その情報が腸に伝わって下痢などを引き起こすというものす。
逆に腸の不調が脳に伝わってそれがストレスになることもあります。

こうした症状が長く続くと、病院では過敏性腸症候群と診断されることもあります。

ストレスがかかると下痢をするという場合は、体を動かしながらリラックスする時間を設けることが一番のオススメです。
運動するにしてもランニングは腸にとって少し刺激が強すぎます。
30分程ののんびりとした散歩!これぐらいがちょうど良いのではないでしょうか。

プレゼン前にできることとしては、腹式呼吸やお腹をひねるツイスト運動です。
普通に左右にひねる運動ですね。

こんなものを試してみるのも一つ方法ですよ。
どちらも腸を適度に刺激することで、腸管の運動を過活動でもなく運動不足でもないちょうどいい具合に持って行くことができます。
ちなみに腹式呼吸のポイントは、息を吐いた時にお腹が背中にくっつくイメージで息を吐き息を吸う時にお腹が前方にグッと飛び出る(ただし腰がそれない)ように意識しながらやるのがポイントです。

ぜひやってみてください。

6つ目、通勤途中での突然の腹痛が怖くて薬が手放せない

通勤途中に突然お腹がゴロゴロ・・・コレは確かに辛い。
速攻作用のある下痢止め薬が手放せない気持ちはわかるんです。
ただそうした薬を常用してお腹の調子をコントロールするのは、あまりお勧めができません。
日常生活に支障をきたすような困った時だけ、活用するようにしましょう。
まずは下痢の根本的な原因を調べることが大切です。

腸内環境を整える整腸剤を取り入れながら、食生活や生活習慣の見直しをしましょう。

下痢止め薬はあくまでもお守り代わりです。気長に整腸薬を飲み続けて食事を見直し日常生活を見直す。

これが一番いいでしょう。

いつか下痢止めが手放せる日が来るかも知れません。
今回お話しした通り、一言に下痢といっても冷えとか油の取り過ぎとかストレスなどいろんな原因があります。
一つ一つ自分自身がどの症状に当てはまるか考えて、対処してほしいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。