・この記事はこんな人にオススメ・
→肘の骨折をしてしまった
→肘について勉強したい
上腕骨内側上顆骨折
内側上顆の骨折は肘周辺の骨折で3番目多く、思春期の子どもによく起こってきます。
内側上顆は画像をご覧ください。
手をついて転んでしまった時、内側上顆に付いてる筋肉(回内筋群)や靭帯(内側側副靭帯)に引っ張られ骨折するのが最も多くなっています。
直達外力で骨折することは基本的に無く、手をついた時に骨折することが多い損傷です。
この骨折は他の部分が骨が折れる事もあって、「肘頭骨折」や「橈骨頭骨折」を伴う事もあます。
これを「ジェフェリー骨折」や「ジェフェリー損傷」と言ったりするので、名前だけでも覚えておいてください。
転位は筋肉や靭帯に引っ張られるので、「前下方」に移動するのが特徴になります。
あと、脱臼骨折の場合は脱臼によって破れた「関節包」の中に骨片が入る事があるので、気を付けてください。
症状
肘内側の腫脹・限局性圧痛(折れた部分を触ると痛む)・運動時痛が著名です。
機能障害は肘の屈伸が著しく制限され、骨折部分の異常可動性や軋轢音が出てきます。
治療法や合併症
転位のない骨折の場合、肘を直角位で前腕は回内回外中間位、6~7週間ぐらい固定してください。
転位のある骨折の場合、肘を直角位で前腕回内位、手関節掌屈位で6~7週間ぐらい固定してください。
リハビリは温めたり、冷やした色々なものをしながら、ちょっとずつ筋肉をマッサージをするのも大切です。
後遺症は肘の伸展制限・前腕の回旋制限・尺骨神経麻痺が出てくるので、しっかり見てほしいなと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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