・この記事はこんな人にオススメ・
→肩甲骨の骨折をしてしまった
→肩甲骨について勉強したい
肩甲骨骨折
肩甲骨は背中にある左右の大きな骨の事をいいます。
下記画像をご覧ください。
この骨折は珍しいので、あんまり見ることはないかもしれないですが、骨折するのは何かに「バーン」とぶつかった時(直達外力)に起こります。
40歳~60歳に多いといわれていますが、何故この年齢なのか考えてみると、単に若い時より骨が弱くなってきたり、動きが鈍くなるからだと思います。
肩甲骨骨折は種類が多く、「体部骨折(中心部分の骨折で横向きに骨折線が入ったり、粉砕したり、稀に縦に折れる。)」・「上角骨折(肩甲挙筋に引っ張られ上内方に転移する。)」・「下角骨折(大円筋・前鋸筋に引っ張られ前外上方に転移する。)」・「頚部骨折(腕は上げれなくなり肩峰が目立つ。肩関節脱臼と鑑別が必要。)」・「肩峰骨折(身体の一番外側にあるので何かぶつかったり、三角筋に引っ張られて折れる事もある。)」と分類されています。
肩甲骨は色々な筋肉が付いているので、今回は筋肉の話もしたいと思います。
下記画像をご覧ください。
肩甲骨は裏側に棘下筋・棘上筋・小円筋という筋肉があり、表側には肩甲下筋という筋肉が付いています。
前後を筋肉で覆われているので、骨折しても骨の転移は少ないものになります。
症状
深呼吸や腕を動かすと痛みが強く出たり、限局性圧痛(骨折部分を触ると痛い)や内出血があります。
あと、肩甲骨に付いている筋肉が攣縮(連続的にケイレンする)して、肩を動かすことが出来ない事もあります。
治療法や合併症
転移がなければ三角巾で吊って、テーピング固定をして2カ月間くらい様子を見ていきます。
転移があった場合は、病院に受診をしてください。
一般的に大きな力で骨折するので、肋骨骨折も一緒に合併する事があるのを覚えておいてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
0 件のコメント:
コメントを投稿